髪の太さが場所によって違うのはなぜ?顔まわりと襟足の違いを美容師が解説

「顔まわりの髪だけ細い気がする」
「襟足の髪はしっかりしているのに、生え際は細くて柔らかい」
このように感じたことはありませんか?
実は、
同じ人の髪でも、頭の場所によって髪の太さや髪質が違うことがあります。
特に顔まわりや生え際は細く、襟足や後頭部は太い髪が生えている傾向があります。
これは決して珍しいことではありません。
そして、この髪の太さの違いは、縮毛矯正やカットなど美容室での施術にも関係しています。
今回は、場所によって髪の太さが違う理由についてご紹介します。
同じ頭から生えていても髪質はすべて同じではありません
髪を見ると、すべて同じような太さに見えるかもしれません。
しかし実際に触ったり、一本一本の髪を確認したりすると、場所によって違いがあります。
もともと生えている場所によって毛根や髪質に違いがあるため、
頭全体にまったく同じ太さ、同じ強さの髪が生えているわけではありません。
これは美容室で施術をするときにも、とても重要なポイントになります。
顔まわりや生え際は細い傾向があります
特に細い髪が多いのが、
顔まわりや生え際です。
前髪やこめかみ付近の髪を触ってみると、後ろの髪より細く柔らかく感じる方も多いと思います。
髪が細ければ、それだけ薬剤などの影響も受けやすくなります。
そのため、美容室で薬剤を使用する施術をするときには、顔まわりを他の部分とまったく同じように扱わないことも大切です。
襟足や後頭部は太い髪が多い傾向があります
反対に、襟足や後頭部は比較的太くしっかりした髪が生えている傾向があります。
顔まわりの髪と襟足の髪を触り比べてみると、違いが分かる方もいらっしゃると思います。
つまり一人の頭の中にも、
細くて柔らかい部分と、太くてしっかりした部分が混在している
ということです。
そのため、美容師は頭全体を一つの髪質として考えるのではなく、場所ごとの状態を確認しながら施術する必要があります。
縮毛矯正では髪の太さの違いがとても重要です
特に髪の太さをしっかり見極める必要がある施術の一つが、縮毛矯正です。
例えば、後頭部の太くてしっかりした髪に合わせた薬剤を、そのまま細い顔まわりにも使用すると、顔まわりには薬剤の作用が強すぎる場合があります。
反対に、顔まわりの細い髪に合わせて薬剤を選ぶと、太い部分のクセには十分に作用しないこともあります。
そのためマンツーマン美容室ojiko.では、
場所によって縮毛矯正の薬剤を変えることがあります。
顔まわりは薬剤を弱くすることもあります
顔まわりや生え際は髪が細い傾向があるため、縮毛矯正では特に注意が必要です。
髪の状態を確認して、
顔まわりだけ薬剤を弱くする
といった調整を行うことがあります。
もちろん、単純に「顔まわりだから必ず弱い薬剤」というわけではありません。
髪の太さだけでなく、クセの強さやこれまでのカラー・縮毛矯正の履歴、現在のダメージなども確認して判断します。
大切なのは、その場所に生えている髪の状態に合わせることです。
カットでも場所によって毛量調整を変えます
髪の太さの違いは、薬剤を使う施術だけに関係するものではありません。
カットでも重要です。
例えば、太くしっかりした髪が多い部分と、細い髪が多い顔まわりを同じようにすいてしまうと、仕上がりのバランスが悪くなることがあります。
髪の太さや毛量を確認しながら、
必要なところは毛量を調整し、残した方がいいところは残す。
このように場所によって調整することが大切です。
「髪質」は一種類ではありません
カウンセリングで、
「私の髪質は太いですか?細いですか?」
と聞かれることがあります。
しかし実際には、
「全体的には太めだけれど、顔まわりは細い」
というように、一言では表せないこともあります。
さらに髪の太さだけではなく、クセの強さやダメージの状態なども場所によって違う場合があります。
そのため、美容室での施術では頭全体を細かく見ていくことが大切です。
全頭に同じ薬剤を塗ればいいわけではありません
マンツーマン美容室ojiko.では、
全部の髪が同じ太さ・同じ強さではないので、薬剤も全頭同じように塗ればいいわけではない
と考えています。
特に縮毛矯正のように髪への作用が大きな施術では、この違いを見極めることが重要です。
顔まわりには顔まわりに合った薬剤。
後頭部には後頭部の髪に合った薬剤。
さらにダメージやクセの強さも確認しながら調整する。
同じ一人のお客様でも、髪を一つの状態として見るのではなく、場所ごとの違いを確認しながら施術することが、きれいな仕上がりにつながると考えています。



